接し方

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                            介護を受ける人との接し方
介 護 を 受 け る 人 と の 接 し 方 
       
       
       
       
        介護を受ける人との接し方については、人生の先輩として、
        
        また、私たちを生み育てた親として、一人の人格者として
       
        尊重することが基本的スタンスではないでしょうか?
       
       
                                           
       
       
        いつも家で一緒に生活をしていると我がままを言ったり、
       
        いいたい事を言い合ったりしている家族ですが、自分の親が
       
        発病して認知症状が出現した時に介護者である子供たちは、
       
       
        非常にあわてます。私もその一人でした。
       
        接し方を知っていれば対応もおのずと違っていたと思います!
       
       
        自分の母が、父が、何故こんなこともできなくなってしまったのか?
       
        何故やる気をなくしてしまったのか?とその状況を認めたくない
       
       
        気持ちで一杯です。今、介護者を抱えているご家族の方は
       
        みなそう考えていると思います。
       
       
        そして、何とか元気になってもらおうと励ましたり、「こうしなさい」、
       
        「それはダメだ」、また、「こんなことして」、「なんでそんなことするの!」、
       
       
        「さっきも言ったでしょう」、「こんなこともできないの!」等の言葉を発し
       
        ます。
       
        私もこのような事を言われている母の気持ちのことも考えないで、
       
        いつもこんな感じで母と接していました。
       
       
        わたしは、認知症になるとどのようになるのかどのように母と接したら
       
        いいのか接し方の知識がありませんでした。誰に相談したらよいの
       
       
        かわからないし、年をとるとこのようになるものであると考えて
       
        いましたし、周囲もそう考えていました。
       
       
        私が介護を始めた頃は、まだ、痴呆症(現在では、認知症)と言う
       
        言葉もあまり耳にしない頃でしたし、介護保険も無い時代ですから、
       
       
        このようなたくさんの施設などはありません、介護サービスが
       
        無い頃です。老人性の施設に入所するときには、サラシを用意するよう
       
       
        に施設から言われました。月々の利用料約20万の支払いを
       
        していた頃です。
       
       
                                      
       
       
        今は、介護施設のケアマネジャー等、インターネット、書籍などで、
       
        幅広い知識を得ることができます。



       
       
        上記に述べたことは、あなたも経験があると思います。
       
        このようなことは、介護を受ける人には、逆効果です。私の母は  
       
       
        この事でだんだん自分の殻に閉じこもってしまったり、自分のしたこと
       
        を隠そうと押入れに汚したものを入れたりしました。
       
       
        ですから、そのようなことがあっても、ありのままを受け入れることです。
       
        これができないと、介護は、難しくなり、介護を受ける人はどんどん、
       
        殻に閉じこもって、そのうちに怒りぽく興奮してしまいます。
       
       
       
        詳しくお話しすると、認知症の方には、、「徘徊する」、「トイレでないとこ
       
        ろで排泄する」「同じことを何度も繰り返し聞いてくる」などの
       
       
        問題行動がみられます。記憶力、見当識(時や場所、人物の認識)、
       
        知的能力(情報を総合的に判断する力)の障害が原因と
       
       
        なっていることが多く適切な判断ができず、人間関係に
       
        苦しんだり、事あるごとに混乱したりして情緒不安定になっている
       
        ために生じます。
       
        これが元になる障害です。これを中核症状といい、これらの障害を
       
        原因として生じる心の反応(問題行動や精神症状)を周辺症状と
       
        呼んでいます。
       
       
                                   
       
        例えば、私の母もそうでしたが家にいるにもかかわらず、
       
        家に帰ろうといって帰る支度をして帰ろうとしたりすることで、
       
       
        ここが自分の家であることが認識できないというのが中核症状で、
       
        実際に家を出て行き、徘徊してしまうことが周辺症状です。
       
       
        家族は、問題行動が起こると、指摘したり、とがめたり、叱責したり、
       
        詰問したり、失敗しないように教えたりとしますが、認知症の方には、
       
       
        障害された知能で今を理解しているので無理があります。
       
        そのため余計に興奮させたり、混乱を招くことになります。
       
       
        ですから前にも述べたようにありのままを受け入れて相手の世界
       
        に合わせるように接しましょう。家に帰りたがるのでしたら一緒に
       
       
        帰りましょうといってしばらく外出に付き合ったり、今晩は、一緒に
       
        ここに泊まりましょうと言って相手に合わせるのです。
       
        話をよく聞いて受け止め、あたたかい対応をすることが大切です。
       
       
       
       
       
       
        接し方の二つ目は、認知症の方の顔をみて話すようにすること
       
        そして、一人にしないことです。それは、安心感を与えることです。
       
       
        私の介護の考え方は、施設に入所してもまかせっきりしないこと、
       
        家にいるように介護する事です。
       
       
        私の母は、現在施設に入っていますが、私は、毎日の夕飯の
       
        食事の介助に行っています。
       
       
        その時の母の様子は、大変うれしそうです。
       
        施設の職員の方からも以前より様子が変わってきたとか、
       
       
        改善されてきたと話があります。意識もしっかりして来ましたし、
       
        母も安心している様子です。
       
       
        家族が毎日くることで安心します。毎日母の様子を見ていると
       
        体の具合が悪くなっても早めに対応ができるようになり病院に
       
        入院することがなくなりました。
       
       
        そのためにしていることは、窓際の夕日を見ながら母の顔を見て
       
        今日の出来事を話します。お彼岸やお盆に親戚の誰が来たとか、
       
       
        母の実家に行ってきたとか、隣の家でお土産をもらったとか、
       
        それを大変うれしそうに聞いています。今日は風呂に入ったの、
       
       
        今日は、お話をしていたのとか母に聞きます。そのことがいい刺激
       
        になっているようです。
       
       
        また、母の顔を拭いたり、口腔のケアをしたり、車椅子からベット
       
        へ移すときも、一言母の顔をみて顔を拭くね、ベットへ移すねと言っ
       
       
        て次の行動を知らせ安心させてから、行動するようにしています。
       
        その中で母の体の様子を見て確認しています。この様に毎日、
       
        母と過ごすことで安心できるのでしょう。
       
       
                                    
       
       
        認知症の方は、施設に入所していて家族も施設に任せきりでは、
       
        不安です。どんな状態であっても不安感は持っていると思いますよ。
       
        やはり皆さん仕事を持っていて自分の時間が欲しいんです。
       
        それは、分かります。でも、施設に一人ぼっちで入所している家族は、
       
       
        不安なんです。できるだけ時間を作ってあなたの母や父に会いに
       
        行ってください。今まで、1ヶ月に1度でしたら、2度にしたら、家族で
       
       
        順番に行くとか不安感を取り除いて安心させてください。
       
        それがどんな施設の介護より一番の介護であると考えます。
       
       
        何故このような話をするかといいますと、私と母が話しをしたり、
       
        食事をしたりしている姿を周りの認知症の方は、うらめしそうに見て
       
       
        いるんですよ。まだ意識がしっかりしている方は、うちの家族は
       
        ぜんぜんこないと言っています。
       
       
        寂しいです。
       
        施設にだけ任せてはいけません早くあなたの家族も安心させてく
       
        ださいネ。
       
       
       
       
       
       
       
                      
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